…国家ブランドをあげようという取り組みは、大きな危険をはらんでいます。わたしの経験によれば、政府高官や役人はとても知的レベルが高い人たちですが、民間の商売のやり方には疎いです。マーケティングとかマーケッターとか言われると、それだけですごいと思い込んでしまうんです。ナイキの宣伝に成功した人なら、政府の広報活動もまかせられると思い込んでいるフシがあります。だから政府は広告代理店のカモになりやすく、それらしいスローガンやロゴに大金を出してしまいます。そしてたいていの場合ほとんど効果がなく、それなのに効果を査定しようという試みがなされません。だからとても危険なのです。マーケティングで国家イメージを変えませんかと売り込んでくる人はたくさんいますからね。でもそんなのは出まかせです。